最後に

| 林 |

 長時間ありがとうございました。最後に一言ずついただければと思います。

| 神谷 |

 今日の2時間では、丹下さんのことを語るにしては、残念ながら時間切れだと思います。語りきれないところがあったと思います。

 特に、タイトルが「建築のみらい」ということでございますので、丹下さんが考えていた未来とはどういうものかということを説明する時間がなかった。丹下さんの未来に対する考え方は他にもいろいろあります。また、次の機会があればと思います。

| 藤森 |

 ますますこの「香川県庁舎」が日本だけではなく、世界的にもどんどん注目されると思います。ただ、巨大な定額貯金をもっているようなものなので、くれぐれも変な崩し方をしないようにお願いしたいと思います。

| 林 |

 ありがとうございました。今日、神谷先生・藤森先生のお話を伺い、改めて、僕たちが「香川県庁舎」をオリジナルに近い状態で建物を保存し、そして、その魅力を後世に伝え、有効に使って、古びていかない価値を感じ続けたいと思いました。
 本日は長時間ありがとうございました。